オークション出品票で見えること
中古車の相場価格はどのように判断していくのでしょうか?ここでは、その「中古車の相場価格」を判断するのに重要な
「出品票」についてご説明します。
サンプルを用いて説明します。
出品票から読み取れることはざっとこんなことです。
・車名セレナで2000CCのグレードは20S
・走行距離は約46000Kmで、年式は平成20年で登録から3年落ちで車検無し。ワンワーナー
・装備品は、AC(エアコン)、PS(パワステ)、PW(パワーウィンドウ)。
・さらに、TV・ナビ、バックモニター、エアロつき、後席に専用モニターつき。
・気になるボデー、内装は軽微な補修をすることによりほぼ新品同等レベルにもどる具合
外装:
・具体的には、フロントのバンパーに小さな凹みキズがあり。全体であわせても手のひらサイズ程度
・右のサイドドアにはこぶし大の軽度なキズ
・左のサイドドアには、親指大くらいの凹みキズ
・RRバンパー・クウォターパネルにこぶし大の小さなキズ
・ガラスには目立たないけど小さな飛び石のキズ
・ホイールに小さなキズがあり。
内装:
・運転席のシートカドがヘタっている。
・カーペットに汚れあり。
総評:
この車は、新車で購入された方が最初の車検を機に売り出されたものと推測できますね。
年間の走行距離は約15000Kmですのでまあまあ乗られています。つまり通勤に使われていたのではないでしょうか?
ですから、車の調子としてはずっと使っているため、エンジンなどの調子も良さそうです。
装備品としては、リア席に専用モニターがあることから、お子さんがいる家庭で間違いなさそうです。
カーペットはお子さんが何かこぼしたのでしょうかね?
ETC・DVDナビの取り扱い説明書や整備記録も残っていることから、前のオーナーさんは几帳面でしっかりメンテナンスもしていtなおではないでしょうか?
ボディーには少々のキズがある模様ですが、総合評価は4.5点となっていますので、程度の良い車と言えそうです。
つまり、この車両は、装備や年式の割には少し距離がいっているだけで、外装の多少のキズを気にしなければ、
走行距離の面で安く落札できる可能性のあるお得な中古車と言えそうです。
事故車・修復履歴車とは?
修復履歴車(事故車)は、過去に交通事故そのたの災害により、車体の骨格部位を損傷し、
「修正」あるいは部品交換によち修復したものを言います。
車の基本骨格(フレーム)部分を交換あるいは修復した車両は、痕跡により価値の減価(価格落ち)が発生します。
その為、修復履歴車は相場より割安なのが通例です。
例えば、下記のサンプルで説明しましょう。
先程の程度の良い出品票と何が違うのか。大きく違うのが評価点がRAとなっています。
これは、修復歴車を示す記号であり、まずこれを見れば事故車かどうかわかります。
ではどんな修理を行っているのでしょうか?
③の瑕疵記号のとこえおのサイドドアのところにXX記号が確認できると思います。
この意味は「交換済み」を表します。⑤の検査報告のところに、右センターピラーひずみと書かれています。
横からの衝突に対して車内の人員を守る為の重要な役割をする骨格です
その骨格にひずみがあり、サイドドアが交換されている・・・・。
つまり、この車は横から車が衝突してきた事故車であるこが出品票をみればわかります。
ただし、この車が中古車販売店に置かれていても、見た目はまったく普通の為、一般の人には見わけがつきません。
もちろん、中古車店舗にはちゃんと「修復履歴あり」と明記してくれるお店もあります。
しかし、中にはお客さんに全く知らせることもなく平気で程度の良いくりまとして販売するものもあるのす。
弊社でオートオークション代行でのお車の購入の場合、この出品票の内容はお客様にも理解して頂きます。
そして、オークション落札されるお車の状態をしっかり納得頂いてから購入して頂いておりますのでご安心下さい。